毎日のように新しい料理を模索し実現し提供しお金を頂く事を生業としている料理人は、普段どんな物を食べているのか?を赤裸々に綴ったゴハンドキュメンタリー
はい、やってきました、料理人の夜ゴハン、今日はみんな大好きカレーライス。
カレーって西洋料理で言えばソースの一種なんで、店でも年に2回程やってます。
オリエントのカレーは、試行錯誤ののち決定された数十種類のスパイスを各分量、昔から馴染みのスパイス専門店に発注して挽いてもらってます。
そこから大量の玉ねぎやら出汁やら何やらで仕込んでいく、スパイスの効いた欧風カレーなんですが、今日はお家カレー。
今回は過去の「料理人の夜ゴハン」に登場した、粕漬けした安牛肉ステーキの肉のクオリティがあんまりだったんで、粕を洗い流して煮込んでみたカレー。
肉自体は柔らかくなって、まぁ結果良しとした一品。
しかしお家カレーってのも、お家なりに試行錯誤したいですよね。
僕の場合、お家カレーに時間をかけようとは一ミリも思わないので、辿り着いたのはジャワカレー中辛。
まぁ結局(笑)。
で、40年に渡るお家カレー試行錯誤ののち、何もしないのが一番良いとの結論(笑)。
だからか、作っても一食食べたらもう飽きる(笑)。
しょうがないから冷凍して先送りしたり、鰹出汁入れてカレーウドンとかにして、どーにかのりきる。
しばらくするとまた食べたくなって、工夫無しに作り、即、飽きる。この繰り返しですね〜。
ただ一つだけ気をつけるのは、煮込みの練習も兼ねて、全ての野菜をそのままの形でちょうど良い柔らかさで仕上げる、この一点。
味はもうなんと言ってもジャワカレーなんですが(笑)。
似たような物ではサッポロ一番の袋麺も同じで、どんなに工夫しても良くなる事無し。入れても卵とネギが限界です。
これインスタントの宿命であり僕の結論(笑)。インスタント物はシンプルイズベストです。
でも飽きる。
でも忘れられない。
飽きるけど、そばにいて欲しい。
う〜ん、ベテラン夫婦みたいな感じですかね〜。
また夏にオリエントオリジナルカレースパをやりますので、その時は是非どうぞ!